ランディングページとは、インターネット広告や、検索エンジンの検索結果からのリンク先となる最初のページのこと。
インターネットユーザー側にとっては、広告または検索結果をクリックしたら、最初に表示されるページのことを指す。
最初に表示されるページと言うと、トップページをイメージしてしまうと思いますが、最初に開かれるページは決してトップページだけではありません。
インターネット広告の種類や、検索キーワードなどによって、ウェブサイトへの入り口=ランディングページは異なるはずです。
ランディングページはその使い方によっては大きなコンバージョンを生みます。
例えば、ウェブサイトを訪れるユーザーの動機や目的は人それぞれですので、そのそれぞれの動機や目的に合致したランディングページを用意することで、サイトからの離脱率を抑え、コンバージョン率を高めることが出来ます。
これらの手法をLPO(Landing PageOptimization=ランディングページ最適化)と呼びます。
LPO(ランディングページ最適化)
LPOの手法は様々な方法がありますが、その全てにおいて普遍的なテーマが「アクセスユーザーの動機や目的に合わせたページを作る」ということです。
ランディングページは、サイトからの離脱率を抑え、コンバージョン率を高めるを主な目的としています。
離脱率を下げるためには、アクセスしてきたユーザーの動機や目的に合致したページである必要があります。
また、コンバージョン率を高めるには、そのページ内にユーザーの動機や目的を達成させる情報量と、その達成方法への導線がスムーズである必要があります。
実は、この2つを同時に達成させるためには、逆説的ではありますが、ランディングページのテーマに合致したユーザーのみをアクセスさせることが重要です。
当然ながら、テーマに合致したユーザーがアクセスしてくれば離脱率は下がり、コンバージョンが上がります。テーマに合致しないユーザーがアクセスしてしまった場合は逆の現象が生じるからです。
いかに「ランディングページのテーマに合致したユーザーのみを流入させるか」が、実はランディングページ作成において非常に重要なポイントなのです。
LPOで忘れがちなのがユーザーを絞ること
ランディングページはページだけを作成するのではなく、「PPC広告などインターネット広告」や「SEO対策などの検索エンジンのキーワード」からのアクセス対策も両方セットで行わなければ効果は出ません。
しかしながら、「PPC広告などインターネット広告」や「SEO対策などの検索エンジンのキーワード」からアクセス対策は慎重に行う必要があります。
ランディングページの離脱率やコンバージョン率が悪い場合、ランディングページの内容自体に原因を求めるよりも前に、「PPC広告などインターネット広告」や「SEO対策などの検索エンジンのキーワード」からアクセスしてくるユーザーを絞り切れているかを確認してください。
離脱率やコンバージョン率が悪いランディングページの傾向として、ランディングページの内容うんぬんよりも、とにかくアクセスを集めようとすることが問題であることも多いのです。
せっかく作ったランディングページですので、とにかく効果を出そうと、アクセス数を集めることは理解できますが、「LPOのポイントはユーザーを絞ること」にあります。
ランディングページで最大限の効果を生むためには、アクセスさせすぎないという選択も忘れないでください。
ユーザーを絞るチェックポイント
チェックポイントとして、
1.PPC広告の広告文が、広く薄くアクセスを集めるための広告文になっていないか?
2.PPC広告のキーワード登録において、アクセスを集めるためにランディングページに合致しないキーワードが含まれていないか?
3.SEO対策のターゲットキーワードが一般的な用語ではないか?ランディングページに合致しないキーワードが含まれていないか?
を確認してください。
1.PPC広告の広告文が、広く薄くアクセスを集めるための広告文になっていないか?
PPC広告文の利用するキーワードは、一般的な用語よりも具体的な用語を含めてください。
とにかくアクセスを集めたい場合は、より一般的な用語を含めた広告文を作ることになりますが、ニーズが絞られたユーザーのアクセスが目的であれば、具体的な用語を含めるようにしてください。
例1:国内旅行のご計画は、エース旅行代理店へ
例2:温泉旅行のご計画は、エース旅行代理店へ
例3:草津温泉への旅行のご計画は、エース旅行代理店へ
※国内旅行よりも、温泉旅行の方が具体的になり、温泉旅行よりも、草津温泉と言う温泉地を入れることでより具体的になります。
2.PPC広告のキーワード登録において、アクセスを集めるためのキーワードが含まれていないか?
1と同じように、一般的なキーワードよりも具体的なキーワードの方がニーズが絞られたユーザーからのアクセスが見込めます。
例1:ペット
例2:犬、猫
例3:ゴールデンレトリバー、アメリカンショートヘア
※ペットよりも、犬、猫の方が具体的になり、犬、猫よりも、ゴールデンレトリバー、アメリカンショートヘアなどの種類のキーワードの方がより具体的になります。
3.SEO対策のターゲットキーワードが一般的な用語ではないか?ランディングページに合致しないキーワードが含まれていないか?
2と同じ考え方です。
SEO対策においてもビッグワード、ミドルワード、スモールワードとありますが、ビッグワード対策については、その対策費用とランディングページからの売り上げについてはシビアに見る必要があります。
ランディングページ最適化は、もちろん、ランディングページの内容(サイト構成、リード文、ボタン配置、色などなど)も重要ですが、そればかりに目をとられることなく、そもそもランディングページには、コンバージョンを狙える見込み客(ユーザー)をアクセスさせるという大原則を忘れないでください。