インターネットを利用した集客を行うためには、当然ですが、まずなによりもアクセスを集めることが必要です。
アクセスを集めるためのテクニックとして、ビッグキーワードを狙ったSEO対策、アドワーズなどのPPC広告、ポータルサイト・比較サイトへの広告出稿、プレスリリース、SNSなどを利用したバイラルマーケティングなど、数多くありますが、本日は、現在、注目を浴びているコンテンツSEO対策(ロングテールキーワードSEO)についてお話します。
ロングテールキーワードSEOとは、ロングテールキーワードでアクセスを集めるために数多くのコンテンツを作成する対策のことを言います。
ロングテールキーワードとは、以下の図のように、「検索するユーザーは少ないけれど、それだけ濃いキーワードであるので、売り上げに直結しやすいキーワード」のことです。
ロングテールキーワードに明確な基準はありませんが、私は、3キーワード以上の検索クエリを指すと考えています。
※検索クエリとは、検索で実際にユーザーが入力した語句、検索キーワードのことです。
※3キーワード以上とは、「美容院 表参道 芸能人」(3キーワード)、「神奈川 ラーメン 口コミ ランキング」(4キーワード)などです。
なぜ今ロングテールキーワードでのSEO対策が注目を集めているかと言うと、
実は、「全検索クエリの内、約44%は3キーワード以上の検索クエリ」であるからです。
約半分の56%が、1つのキーワードか、2つのキーワードで検索されており、残り44%が3キーワード以上で検索しています。
検索エンジンを利用するユーザーが増え、検索するキーワードも多様化の一途を歩んでいます。
2011年のSMXWest2011のレポートでは、64%は1回きりの検索キーワードで、20%は過去90日間に検索されることがなかったキーワードであることが報告されています。
つまり、現在のユーザーの約半分は、我々サイト運営者が全く予想もしないようなキーワードでアクセスしてくる可能性が高いということを意味しています。
コンテンツSEO対策=ロングテールキーワードSEOでは、上記のような予想もしないキーワードでアクセスしてくるユーザー、3キーワード以上の検索クエリからのアクセスしてくるユーザーのアクセスを集めることを目的としています。
さらに、2012年4月のペンギンアップデートで不正な外部リンクへの取り締まりが強化され、2012年7月のパンダアップデートによりコンテンツの質が低いサイトは検索結果からどんどん排除されている流れがあることも、コンテンツSEO対策がさらに注目を浴びている理由です。
「3キーワード以上の検索クエリからのアクセスを集める」ために良質なコンテンツを継続して作成していくことは、ペンギンアップデートやパンダアップデートに左右されない、いわゆる「被リンクに依存しない、コンテンツが充実されたサイト作り」にもつながることから、今、コンテンツSEO対策が非常に注目を集めています。