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既に宿泊予約も!2020年東京オリンピックをビジネス面から考える

2020年オリンピック・パラリンピックの開催地が東京に決まりましたが、決まった瞬間に「さてどのようにビジネスにつなげるべきか」と考えた経営者やビジネスマンの方は多くいらっしゃったと思います。

私個人の考えとしては、ビジネス面における「東京オリンピック」の最大の意味とは、「確実性のある未来を示した」点にあります。

今、経営者やビジネスマンをしている人間にとって企業の未来予測は非常に難しいと感じていると思います。
20世紀初頭であれば企業の10年や30年先の長期予測も大きく外れなかったですが(実際にドラッカーなどはかなり正確に当てています)、現在は、自分の企業の未来でさえ、3年後どうなっているかわからないことも多いと思います。

そんな中で、「東京オリンピック」は7年後に必ず開催されるという未来を示したことに大きな意味があります。
7年後のオリンピックに向けて、投資を行い、どれだけのお金を生み出すのかの「経済効果」については3兆円など色々な数字を出ていますが、例えば、もし、「オリンピック開催地は6年先までわからない。おそらく東京になる」という状況下で試算したら、この金額はどう変化するでしょうか?

全く別物の数字、大きく減額された数字に間違いなくなるでしょう。
「オリンピックが東京で開催される」という確実性がなければ、当然ながら投資する金額は確実に下がります。
不確定な未来に投資するにはリスクがあるからです。

普通に考えて、大きなビジネスチャンスが確実性を持って目の前にあるという状況はまず考えられません。
だからこそ、「東京オリンピックが2020年に開催される」という事実は、我々経営者にとっても非常に大きな意味があるのです。

ビジネスチャンスは既に転がり始めている

既に7年後の宿泊予約が!?
開催地が決定した8日に早くも、五輪を開催地・東京で味わいたいという人たちから、東京都千代田区の帝国ホテルに「予約したい」と約30件の問い合わせの電話があったようです。

オリンピックと言えば、宿泊施設は主役と言えるビジネスになります。
オリンピック時期には通常より大きなビジネスチャンスが訪れることになるでしょう。
その他、飲食店や小売店など、人の流入に大きな影響を受けるビジネスや、海外からの観光客に関する通訳・翻訳ビジネスも大きなチャンスが転がっていますね。

上記に挙げたビジネスだけではなく、あらゆるビジネスにおいて「東京オリンピック」に伴うビジネスチャンスが転がっています。

例えば、私のような集客のお手伝いをさせて頂いているビジネスでは、オリンピック期間中に向けて、集客したい上記のような宿泊施設、飲食店や小売店などからの引き合いも多くなりますし、また、アプローチも理解されやすくなります。
「東京オリンピック」に向けて、集客を見直ししてみませんか?と言うのと、単純に集客を見直してみませんか?と言うのでは全く意味合いが変わるからです。
未来をイメージさせやすいキーワード「2020年オリンピック」はあらゆる業種で利用出来ます。

また、関東圏でなくてもビジネスチャンスは転がっています。
例えば、関東圏ではない宿泊施設は、別に関係ないと考えているかもしれませんが、オリンピックに来る海外の方は東京だけではなく、日本に観光を兼ねて来ているので関東圏以外の宿泊施設も観光客を引き込むチャンスは充分にあります。
また、私のようにお祭り騒ぎがあまり好きではない人たちもいます。個人的には開催期間中は軽井沢か那須あたりに滞在しようかなと考えたりしています。
そのような方に向けて、静養地でゆっくりオリンピックを鑑賞してもらう宿泊プランも面白いと思います。

オリンピックの開催に伴い何が起きるかはある程度想像できることから、ビジネスとしてもこれほど利用しやすいものはありません。
私は関係ないで済ますのか、オリンピック開催に向けてビジネスチャンスを今から模索するかで、7年後の売り上げに大きな違いが生まれるでしょう。

余談

開催の決まった8日に「東京 オリンピック 2020年」にからむドメインでも取得しとこうと思ったのですが、既にあらかた取得されていましたね・・・
オリンピックをビジネスチャンスと捉えている方は、既に動いているんだなあと実感する出来事でした。