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【2013年上半期まとめ】ペンギンアップデート後のSEO対策について考える

2013年7月までの検索順位の定点観測の結果からどのようなサイトが上位表示されているのかをまとめました。

一昔前は、SEO対策とは外部リンク対策がメインで、内部対策、サイトを育てることの重要性はほとんど語られることはありませんでした。
ここ数年続く、ペンギンアップデートによってその考え方は大きく崩れてしまいましたが、どのように変わったのでしょうか?

分析の結果、上位表示されているWEBサイトの特徴は以下のようなものでした。

タイトルタグ

分析の結果、タイトルが上位表示のキーになっていることは間違いありません。
どの検索キーワードでもタイトルに「検索キーワード」が含まれていない場合、上位表示されにくくなっております。
また、2013年5月以降、タイトル内の前部に表記される方が検索上位に表示される傾向がより強くなりました。

例えば、「ネット 集客」での検索キーワードで上位表示されやすくするのであれば、
「ネット集客 | 集客チャンネル」
といったタイトルの一番前にキーワードを配置する方が上位表示されやすくなっています。

メタディスクリプションタグ

こちらも上位表示されているサイトではほとんどの場合検索キーワードと相関関係が見られます。
上位表示させたいキーワードを必ず含むようにするべきでしょう。

こちらもタイトルと同じく、2013年5月以降、本文内の前部に表記される文字が重要視されている傾向が強くなっています。

H1タグ

こちらも上位表示されているサイトではほとんどの場合検索キーワードと相関関係が見られます。

しかしながら、body内の一番初めのキーワードがh1タグに含まれていることがほとんどでしたが、h1タグにキーワードが含まれていなくとも上位表示されているサイトは多くみられました。仮定にはなりますが、body内の一番初めのキーワードがh2であってもpであってもそれほど影響が変わらないかもしれません。

上位表示されているサイトの特徴として、body内の一番初めにh1タグが配置されており、キーワードも含まれていることから、body内の一番初めにh1タグを配置し、その中に重要なキーワードを持ってくることを重視すべきだと考えられます。

重複コンテンツ

重複コンテンツを持つページの場合、明らかに順位の下降が見受けられました。
定点観測の結果からも、重複ページの順位下降やインデックス削除は明らかに行われていました。

サイト内の重複ページについては早急に対策すべきでしょう。

ページ表示速度

ページが開かれるまでに時間がかかるサイトは、上位表示されにくい傾向が見受けられました。
上位表示されているサイトで読み込みまで時間がかかるケースはほとんどなかったところを見ると、表示速度は影響していると考えても良いでしょう。

表示速度が早ければ早いほど上位表示されているというわけではないので、表示速度が直接上位表示につながると言うよりは、表示速度が遅いサイトは上位表示されにくいと考えるべきでしょう。
サイトの高速化は意識しておくべきです。

日本語ドメイン

日本語ドメインについては一定の評価を与えている傾向が見られました。

ニッチキーワードの場合、明らかに日本語を含むドメインが完全一致、部分一致ともに上位表示されやすい傾向が見受けられます。
ミドルキーワード以上になると大きな影響は与えていないようですが、評価対象の一つであると考えるべきです。

サイト自身のページランク

WEBサイト自身のページランクは検索順位に影響を与えています。

ページランクが高ければ高いほど上位表示されやすい傾向が見受けられます。
ページランクが低いサイトが上位表示されているケースも多いですが、ページランクが低いサイトよりも高いサイトの方が多くのキーワードで上位表示を達成しており、上位表示との相関関係が見られるのは間違いありません。

外部リンク元のページランク

外部リンク元のページランクが高いほど上位表示されやすい傾向が見受けられます。

自身のページランクが高いサイトであればあるほど、外部リンク元のページランクも高い場合が多く、どちらが直接の影響かははっきりと判断できませんが、無料ブログのような低いページランクの外部リンクをたくさん集めているサイトよりも、高ページランクを数本集めているサイトの方が多くのキーワードで上位表示されているところを見ると、上位表示に影響していることは間違いありません。

外部リンクのアンカーテキスト

キーワードに完全一致したアンカーテキストでのリンクの数が多ければ多いほど、上位表示されやすくなっています。
完全一致のアンカーテキスト以外であれば、部分一致でのアンカーテキストでのリンク、URLでのアンカーテキストでのリンク、一致しないアンカーテキストでのリンクの順番でその効果の強さが変わっています。

やはりアンカーテキストは大きな影響力を持っています。

内部リンクのアンカーテキスト

内部リンクのアンカーテキストは、ほとんど影響がありませんでした。
内部リンクのアンカーテキストを不自然なほどにキーワードに合わせているサイトであってもほとんど上位表示に影響していませんでした。

ソーシャルネットワーク

googleの+1、Facebookのいいね、はてなブックマーク、ポケット、Twitterなどは直接影響していないように見受けられます。
ソーシャルネットワークからのリンクの多寡と検索順位には直接的な相関関係が見受けれられませんでした。
ただし、ソーシャルネットワークからのリンクを多くもらっているサイトはページランクが高い傾向が見受けられますので、軽視するのではなく、多くのソーシャルネットワークからのリンクをもらえるようなコンテンツを作ることは重要な要素です。
(参考)マットカッツはソーシャルネットワークからのリンクはあまり影響を与えていないと言っています。
「+1」も「いいね!」もランキング要因になっていない、ペンギンはさらに緻密に 〜 ウェブマスター向けQ&Aインド編
http://www.suzukikenichi.com/blog/gooogle-india-webmaster-q-a/

まとめ

以上が今までSEO対策上重要と言われている項目と定点観測結果とを比較して相関関係があるかないかとを確認したものです。

これらのことは、以前から重要と言われているもので、大きな変化があったわけではないことが上記の結果からもわかります。
タイトルタグやアンカーテキストは相変わらず重要ですし、外部リンクも大きな影響を与えています。

パンダアップデート、ペンギンアップデートが行ったことは、不自然な内部対策、不自然な外部対策を排除するためのアルゴリズム変更ですが、今まで重要であったSEO対策の項目が全てゼロになったわけではないということがこのことからもわかります。

尚、分析していて2013年上半期で特徴的だと感じたのは、タイトルタグと検索キーワードの完全一致率の影響です。
明らかにタイトルタグと検索キーワードの完全一致率が高ければ高いほど上位表示されやすくなっています。
さらに言うならば、タイトルの一番初めに持ってくることで、より効果を増している傾向があります。
以前からタイトルタグの完全一致率は言われていたことですが、その傾向が2013年は増したと言えますね。

現在も小さなアップデートは繰り返し行われているので、上記で記載した項目が与える影響の大きさは変わっていくかと思います。
分析の結果としては、基本的なSEO対策が大きく変わっていないという結果になりましたが、アルゴリズムの変更毎に右往左往するようなことは避けるべきです。

やはり、定期的に優良なコンテンツを作成し、ロングテールキーワード対策及びサイトオーソリティを地道に高めていくことを強くお勧めします。
簡単に対策出来ることは、得てして財産にならないものです。
定期的な更新、定期的なコンテンツ作成、定期的な情報発信を怠ることなく続けることが将来大きな財産になるでしょう。