電気自動車の常識を覆す超速充電方式
2013/7/11 ニューズウイーク日本版

電気自動車（ＥＶ）を所有されている方は自宅で充電派が多いかと思います。でも、出先などでも充電したいこともありますよね。私も試しに電気自動車のレンタカーを借りてみようかと思い、充電スタンドについて調べたことがあります。
その時日本の今の現状では、高速道路のサービスエリアや電気自動車販売店、公共施設などかなり限られたところでしか充電できないことが解りました。しかも、会員になってないといけなかったり、予約が必要だったり、営業時間の制限もあり知らない土地で充電スタンドを探すのは大変そうでした。電気自動車が200キロくらいしか走れないこともあり、遠出はできないなというのが感想でした。
充電時間も急速充電でも30分、かかったりガソリンスタンドのように手軽に燃料補給とは行かないようです。

燃料補給が手軽にできないことはかなりのマイナスポイントです。実際、消費者にＥＶへの乗り換えをいくら勧めても、充電に時間がかかり過ぎるからと敬遠されてしまうことがあるようです。

ところが、アメリカでいま最も評価の高いセダンタイプの高級ＥＶ車「テスラ・モデルＳ」を生産・製造しているテスラモーターズが先頃発表した「バッテリー交換システム」により状況は変わるかもしれません。

「バッテリー交換システム」とは言葉の通り、空のバッテリーをフル充電のものと交換する方式なので、交換に必要な時間は90秒足らずとガソリンスタンドでの給油よりスピーディーに燃料補給ができます。ただし別途費用必要だそうです。