孫氏が発火点の米モバイル再編、正念場の一週間に
2013/6/17 日本経済新聞
米国で「4G再編」とでも呼ぶべきモバイル通信業界のM&A(合併・買収)が一気に活発になっている。その火付け役は、米通信業界では“無名”だったソフトバンクの孫正義社長。スプリント・ネクステルの買収について最終的な結論が出る25日の臨時株主総会まであと一週間強。ソフトバンクの仕掛けた再編劇の第1幕が山場を迎える。
日本と同じく米国でも通信・放送業界では何度か再編の波が押し寄せてきました。今回は規制緩和や技術革新ではなくソフトバンクのスプリント買収発表がその発端となっています。
通信と放送の融合が本格的に実現する高速通信サービス「LTE」インフラを巡って、日本の起業家が米業界全体を揺さぶり、報道により多くのアメリカ市民が孫さんのことを知るようになりました。
孫さん日本で白い犬と戯れているだけでなく、アメリカでも仕掛けていました。日本でソフトバンクを買収したときもどうなることかと思われながら、キャリア間の無料通話など数々の話題をさらい、それに伴う結果もだし成果をあげてきました。そんな彼は日本規模だけではもの足らず、アメリカさらに世界を見据えているのかもしれません。
ソフトバンクの行動に端を発し、衛星放送のディッシュ・ネットワーク、ドイツテレコム傘下のTモバイルを巻き込んだこの買収合戦どのような結論がまっているのでしょうか。