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どこまで続く中国の住宅価格高騰

中国の4月新築住宅価格は前年比+4.9%、2年ぶりの高い伸び
5月 20日 ロイター

北京 18日発のロイターによると、4月の中国主要70都市の新築住宅価格は前年同月比4.9%上昇しました。中国経済の躍進ぶりが伝えられるようになって久しく、中国国内の投資マネーが株式、不動産、金などに向かいひところの日本のバブル景気を思い起こさせるともいわれています。都市部では土地を買えば必ず値上がりするから、富裕層が高級住宅地を押さえ、それに連動しすべての土地が値上がりする様も日本のバブルの頃を思い出させます。どんな土地でも買えば値上がりする、今日買わなければ明日はもっと高くなる、とにかく早く土地を買わなくては…。そんなバブルのことを覚えている日本人は、中国の土地バブルも破裂するのではとかなり前から思っていました。ただ、中国の場合、日本と同じようなバブルなのかといわれると、多くの要因が異なっているように思われます。中国国家統計局が18日に発表したデータによると、伸び率は3月(同3.6%上昇)から加速し、2011年4月以降で最大となったようです。

国家統計局によると、4月の北京の新築住宅価格は前年比10.3%上昇、上海は同8.5%上昇。共に、国家統計局がデータの算出方法を変更した2011年1月以降で最大の伸びとなっている。
国家統計局のLiu Jianwei氏は声明で「住宅価格の上昇に関する市場観測は完全には変化していない。依然として(抑制策を)厳格に実行する重要な段階にある」とコメントした。
価格上昇に対する懸念から、政府は3月に市場抑制のための新たな措置を発表した。これら措置は市場観測と比べて厳しくない内容だった。

4月にはいると、前月比で70都市のうち67都市で住宅価格が上昇と3月の68都市から減少し、住宅価格は前月比で1%の上昇と、3月の1.2%上昇から伸びが鈍化しています。
これは、昨年4月には前月比の住宅価格は70都市のうち60%以上の都市で下落していたため、今回の前年比での上昇率加速は、主に昨年と比較した場合のベース効果によるものと考えられます。