長期金利一時0.8%に上昇、日銀は柔軟なオペ運営で市場安定狙
5月 13日 ロイター
アベノミクス効果、この魔法のような言葉に実体経済は本当について行くのでしょうか。
長期金利が一時0.8%に上昇するなど国債市場が再び不安定化している。日銀は13日、総額1兆2000億円の国債買い入れオペを実施したが、金利上昇圧力を吸収するまでには至っていない。
時期尚早の金利上昇は緩和効果を減殺する恐れがあり、日銀では、市場ニーズに応じた柔軟なオペ運営を今後も徹底していくことで、市場安定に努める方針だ。
現在急激に進む株高・円安の流れは当分続くのでは、という予想が多くなってきています。これを受け国債相場は不安定化の様相を示しており、市場では長期金利の上昇、債券先物相でもサーキットブレーカーが発動される事態となっています。
日銀は、国債買い入れに際しては「公表している範囲内で、市場の状況に応じて柔軟に対応していく」(金融市場局)方針です。すでに日銀は5月の国債買い入れのゾーン別の額や頻度などについて「当面の長期国債買い入れの運営について」として公表しています。
日銀の「量的・質的金融緩和」は上手く機能するのでしょうか。簡単にいくとは思えませんが、それでも日銀、政府の経済政策の舵取りが上手くいき国民生活に良い影響を及ぼすことを願っています。