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新たな円ドル相場の水準は

ドル101円付近、突破に時間要した100円が下値支持線に
2013年 05月 10日  ロイター

5月10日午後3時の東京市場ドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル高/円安の101円ちょうど付近となりました。ニューヨーク市場で約4年1カ月ぶりに100円を回復した流れを引き継ぎ、午前中は101.20円までドルが上昇、午後は利食いに押される場面もあったが、下値は限られていました。100円突破に時間がかかりましたが、押し目買いの意欲も強く今後の下値支持線は100円ちょうどになるとの見方が多数を占めています。

ドル/円が100円の大台にのるのは、2009年4月以来約4年1カ月ぶりとなり、円売りの流れは持続しています。
材料として、財務省が朝方発表した統計で、国内勢の外債投資が2週連続で買い越していることや、日経平均.N225の堅調推移もありドル/円が押し上げラれる流れとなっています。

きょうは「五・十日」に当たるため、仲値公示付近までは輸入企業の買いも目立った。ただ、「101円に乗ったあとは、さすがに輸出企業が売ってきているほか、国内投資家の利金の円転フローも入ってきている」(大手邦銀)との声が出ていた。大手信託銀行の関係者は、「(ドル/円が)新しいレベルに入ってきたので、実需は買いも売りも両方出ている」と指摘した。

一部のヘッジファンドの利食い売りもありましたが、ドル/円の深押しはなく、落ち着いた値動きとなりました。円債利回りの上昇がさらなる円安に歯止めをかける可能性があるものの、株高基調の強さから円安トレンドを予想する意見もあります。