飲食業、整骨院、サロン、医院などの電話予約をコンバージョンとしている中小企業様、個人事業主様、また、士業やコンサルタントなど電話での問い合わせからの受注率が高い方は、限られた資源を使うのであれば、現在は、スマホサイト集客により力を入れましょう。
(尚、CVRとは、コンバージョンレートと言いまして、この記事では電話の問い合わせ率と考えてください。)
なぜなら、スマホサイトからの問い合わせは、ほとんどの場合、フォームからではなく、電話をかけてくるからです。
以下に簡単な図を書かせて頂きます。
図のように、PCサイトのメインのコンバージョンはフォームを利用した資料請求や問い合わせとなりますが、スマホサイトのコンバージョンは圧倒的に電話からの問い合わせとなります。
前回の記事「【どうする?スマホサイト作成】8割近いユーザーが必要性を感じていない!?」でも図として表示させて頂きましたが、適切に運用出来ればPCサイトと比較してスマホサイトの方がコンバージョンの率が高く、さらにそのコンバージョンの多くが電話からの問い合わせになります。
なぜスマホサイトは電話の問い合わせが多いのか?
ずばり、スマートフォンは電話機だからです!
「はあ?そりゃそうだろう」と思われたかもしれませんが、スマートフォンが電話機であるということは思った以上に重要なことなのです。
PCサイトを見て電話をしてもらう場合と、スマホサイトを見て電話をしてもらう場合では、そのアクション数が大きく違うのです。
例えば、あるお店のウェブサイトを確認して電話連絡をする時の行動は、パソコンで確認した場合とスマートフォンで確認した場合とでは、2アクションの違いがあります。
パソコンで確認する場合、「ウェブサイトを開く」、「携帯を取り出す」、「表示されている電話番号を入力する」、「電話をかける」という4アクションの行動が必要です。
スマートフォンでお店のウェブサイトを確認した場合は、画面に表示されている電話をクリックするとそのまま電話をかけることが出来ますので、「ウェブサイトを開く」、「電話番号をクリックする」という2アクションで電話をかけることが出来ます。
このたった2アクションの違いが、本来であればもっとも心理的なハードルが高い「電話をかけてもらう」というコンバージョンを生み出している要因になるのです。
また、スマートフォンで大量の文字入力するには手間も時間がかかるので、スマホサイトではフォームを利用しにくいということも電話をかけやすい要因になります。
さらに言えば、スマートフォンの画面は小さくウェブサイトの情報を丁寧に読むには適していません。
いちいちきちんと読むよりは電話した方が早いと思われる方が多いのも要因の一つと言えますね。
つまり、スマートフォンでウェブサイトの情報をいちいち読むのは時間はかかるし、フォームに入力するのは手間。
ワンクリックで電話して確認してしまった方が早いというユーザーが多くなるのが、スマホサイトの特徴と言えます。
そのため、電話予約がされやすい飲食業、整骨院、サロン、医院などや、電話をもらいやすい士業やコンサルタントなどは、スマホサイトを適切に運用出来れば、ユーザーからの問い合わせは圧倒的に電話での問い合わせが多くなります。
集客に取り組む皆様も良くご存じだと思いますが、問い合わせフォームや資料請求フォームから連絡をもらった見込み客と、直接電話をもらった見込み客とでは、その後にお客様になる可能性に大きな開きがあります。
当然ながら、直接電話をもらった見込み客の方が圧倒的にお客様になりやすくなります。
すなわち、スマートフォン集客は、費用対効果が抜群に高く、非常に売り上げにつながりやすい集客方法なのです。
まとめ
今、PCサイトとスマホサイトで行う集客のどちらに資源を回すべきか、もしくは両方回す予定の方は、極力スマホ集客に回すべきでしょう。
現時点では、データ上でもその効果の違いがはっきりしています。
まだまだ、上記に挙げたような業種ではスマホ専用サイトを持っている割合が少なく、ライバルが少ないのも効果を高めることにつながっています。
ECショップなど直接電話をもらう機会が極端に少ない業種では、思った結果につながりにくいところはありますが、電話予約や電話の問い合わせをもらいやすい業種であれば、是非、スマホ集客に力を入れましょう。
尚、スマホサイトを作っただけでは、「スマホ集客」とは言えませんのでご注意を。
スマホ集客の考え方は上記にもあげた記事を参考にしてください。
「【どうする?スマホサイト作成】8割近いユーザーが必要性を感じていない!?」