ちまたでは、スマートフォンサイトへの対応が求められる声をよく聞きますが実際はどうなの?とお思いの社長様も多いかと思います。
実際に、私のお話する社長様も、スマートフォンサイトの対応をしようかどうかと悩まれていますが、実際にはそこまで影響がないんでは?と思われているようです。
スマートフォン契約数は2013年1月末に4,000万件を超え、国民の3分の1がスマートフォンを持つようになっています。予測では2018年には9,383万件を超える契約数になり、国民の4分の3の普及率になる見込みです。
(MM総研「スマートフォン市場規模の推移・予測(2013年3月)」よりhttp://www.m2ri.jp/newsreleases/main.php?id=010120130328500)
契約数の推移をみると今年よりも来年、来年よりも再来年と、どんどんスマートフォンサイトの普及率があがるということは、それだけスマートフォンサイトの重要度が増してくるということになります。
中小企業様向けのサイトアクセスデータと言うものはあまりなかったので今回数字として出してみようと思います。
中小企業のスマートフォンのアクセス割合
こちらは、全て2013年7月21日から8月20日までの月間データとなります。実際に経営されている企業サイトのみのアクセスデータです。個人ブログなどのデータは混ざっておりません。中小企業様、小規模事業者様に参考になればと思います。
地方都市・エステサロン経営・ブログ有・スマホサイト有
地方都市で経営するエステサロンのアクセスデータです。ブログは最近始めたばかりなので、アクセスにはそれほど影響していません。やはり影響しているのは早くからスマホサイトを整備されている点だと思います。
全体の7598件の訪問の内、スマートフォン(フィーチャーフォンからのアクセスは無視しても大丈夫です)からの訪問が4189件と、55%を超えています。
首都圏・整体院・ブログ有・スマホサイト無
首都圏で経営する整体院のアクセスデータです。特にインターネット広告などは打たず、ブログからのアクセスが大きな率を占めていらっしゃいます。スマホサイトには対応していません。
全体の2,037件の訪問の内、スマートフォンからの訪問が719件と、35%を超えています。
ここで重要なのはスマホサイトに対応していないにもかからわず、スマートフォンからのアクセスも多いという事実です。
首都圏・コンサルティング業・ブログ有・スマホサイト有
首都圏でコンサルティング業を営む会社のアクセスデータです。SEO対策をメインに対策を行っている会社様です。ブログからのアクセスも多い会社様です。ブログがスマホサイトに対応しています。
全体の2,583件の訪問の内、スマートフォンからの訪問が1453件と、56%を超えています。
平均すると4割近いスマートフォンからのアクセス割合
上記3つの例は、わざとスマートフォンからのアクセスが高い企業を選んだわけではありません。色々な規模を合わせて平均を取ってもスマートフォンからのアクセスは全体の4割に近い数字になります。
2つ目のアクセスデータを見てもらっても分かるように、スマートフォンのアクセス割合は、スマホサイト有無に関係ありません。
小規模事業者のスマートフォンのアクセス割合
SEO対策等をほとんどされていない企業様のアクセスデータも掲載しておきます。
首都圏・企業向けサービス業・ブログ有・スマホサイト無
首都圏で企業向けサービス業を営む会社のアクセスデータです。スマホサイトには対応していません。
BtoBのビジネスだとグッとスマートフォンのアクセス割合が下がります。
全体の439件の訪問の内、スマートフォンからの訪問が106件と、24%強ほどです。
地方都市・コンサルティング業・ブログ有・スマホサイト無
地方都市でコンサルティング業を営む会社のアクセスデータです。こちらの企業様もスマホサイトには対応していません。
BtoBのビジネスでかつ、企業経営のコンサルティングというお仕事のためか、ほどんどがパソコンからのアクセスとなっています。
全体の363件の訪問の内、スマートフォンからの訪問が26件と、14%弱ほどです。
首都圏・ハウスクリーニング業・ブログ無・スマホサイト無
首都圏でハウスクリーニング業を営む会社のアクセスデータです。こちらの企業様はブログもありませんし、スマホサイトにも対応していません。
BtoCのビジネスでは、スマートフォンからのアクセスが増える傾向があります。
全体の245件の訪問の内、スマートフォンからの訪問が91件と、37%を超えます。
まとめ
アクセスが中規模、小規模関わらず、スマートフォンのアクセスは平均的に4割ほどになります。
1万アクセス以上の大規模企業であれば、さらにその割合は大きくなる傾向があります。
それだけ、手軽にスマートフォンからアクセスされているということがわかります。
スマートフォンであれば、特にスマホサイトに対応していなくてもパソコンのサイトも見れるから問題ないとお考えの方もいらっしゃると思いますが、スマートフォンユーザーは画面が小さく、必要な情報を最小限で伝えることが出来るスマホサイトでないと適切なコンバーションを得ることは不可能です。
事実、スマートフォンユーザーのコンバージョン率はパソコンサイトとスマートフォンサイトでは2倍から4倍近く変わります。
今現在、スマホサイトをお持ちでいない会社様は、4割近いスマートフォンユーザーに対して効果的なアプローチができていないということです。
しかも、スマートフォンはどんどん普及していきます。今はアクセス割合は4割程度ですが、どんどんその割合が加速度的に増えていくことは容易に想像できます。
今、ネット集客を考えであればスマホ集客を検討してみてはいかがでしょうか?