主力輸出株はまちまち、ドル100円回復も上値重い
2013/07/03 ロイター
7月3日、アメリカの緩和縮小観測もあり、久しぶりに1ドル100円台と円安が進みました。しかし、主力輸出株すべてがそれに反応したわけではありませんでした。トヨタ自動車、ホンダなど自動車株は買いが先行していましたが、キャノン、ソニーなどハイテク株は上値の重さが目立つ展開となっていました。
ホンダは材料も出ていましたが、今後その勢いが続くのでしょうか。ハイテク株についても今世界の中で日本の評価はいかほどのものになっているのでしょうか。
為替だけに反応して、日経平均が上がるという時代は終わっているのかもしれません。
それでも日本国内では、一時に比べ株価も好調でなんとなく景気が良さそうな人も増えてきた気がします。お金を使う人が増え、消費活動が盛んになれば景気が良くなり良い循環に入る、それを政府も目指していますが今後どうなっていくのでしょうか。
日本国内の市場だけでは限りがあるのは事実です。また、日本といえば輸出、という時代が確かにありました。それが過去のものになりつつある今踏みとどまり、さらに進化を続けなくては今までの生活水準を保つことができない時代がやってくるかもしれません。日本製品への信頼を背景に、素直に為替に反応して株価があがるようになる時はくるのでしょうか。