清涼飲料は成長市場、積極的な戦略投資を
2013/7/3 ロイター
未公開の最後の大物といわれた、サントリー食品インターナショナル(2587.T)がついに上場されました。同社の社風を表す言葉として『やってみなはれ精神』というのがあるそうです。創業当時から、気になることやってみたいこと、社員が発案してやりたいならやってみなはれというチャレンジ精神あふれる言葉です。
その言葉の通り、アルコール、飲料事業以外にも、紫のバラを作ったり、飲食店の経営など様々な事業を展開するサントリー。とはいえやはりメイン事業はアルコール、飲料事業、これについて鳥井信宏社長は3日の会見で、清涼飲料市場は成長市場だとの認識を示しました。
そこそこの初値をつけたサントリー食品、上場で得た資金により「国内外で積極的な戦略投資を行い、さらなる成長と収益構造の革新を進める」予定だそうです。
鳥井社長は「清涼飲料市場はグローバルに大きく成長する可能性を秘めている」と海外市場を見据えた発言を行っています。
『新興国はアジアに限らず、まだまだ飲料市場全体が小さく、可処分所得が上がっているエリアがある。橋頭堡(きょうとうほ)を築ける機会があれば、積極的に対応したい』という見解だそうです。
また、国内で、シェアトップは「悲願ではなく必達目標」と強い口調で話したそうです。目標達成のための今後の手段に注目が集まります。