ヤフーが買収「タンブラー」は何がすごい?
2013/05/27 Nwes Week
アメリカセレブの御用達、スーパースターのジェイ・Zとビヨンセ夫妻が、生後1カ月の娘の写真を公開したメディアをご存じですか?それが、オバマ政権からファッション写真家のテリー・リチャードソンまで、飛び切りクールなセレブやアーティストが利用し、数々の話題の中心となっているタンブラーです。
フェイスブックやツイッターと違い、アートっぽい雰囲気を持ち、シンプルで美しいつくりはそれだけでワクワク楽しくなります。トップページ1つを取っても、味気ない機能的な画面ではなく、毎日違うアートワークが現れ、あるときは絵本作家ロジャー・デュボアザンの挿絵、あるときはデンマークの写真家ペア・バク・イェンセンの連作だったりと「世界中のクリエーターをフォローする」という宣伝文句がぴったりとくるものです。
どんなブログサービスやSNSも、規模が拡大するにつれてサービスを有料化したり、広告を増やす必要が出てきます、 タンブラーも例外ではなく、これまでに計1億2500万ドル以上の資金を集めてきたが、成長を軌道に乗せるためにその大部分を使い切ってしまっています。
だがタンブラーは有料化と広告掲載に関しても、ほかとは違う洗練されたスタイルを模索しています。
スタイリッシュなタンブラーらしさがヤフーの欲しかったものなのでしょう。