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マネージメントのコツ

「特別なスキルがなくてもチームをマネジメントできる」、日本ラグビー協会中竹氏が伝授
2013/04/30 日経情報ストラテジー

チームマネージメント、今実際に問題に付き合ったっている方もいれば、将来のために知識を得たいと思う方もいるでしょう。「特別な能力を持ち合わせていない普通の人でもポイントをつかみさえすれば、チームのトップとしてうまくチームをマネジメントできる」 と言われても、なかなか上手くはいかないのでは?、難しそうと思ってしまいそうです。

2013年4月26日、東京・神田で「あなたから変わる『チームマネジメント講座』」(日経情報ストラテジー主催)が開かれました。講師を務めたのは、日本ラグビーフットボール協会の中竹竜二コーチングディレクター、彼は人材開発コンサルタントでもあります。 中竹氏は、早稲田大学ラグビー蹴球部で主将・監督に就任し、監督時代には大学選手権2連覇を達成しました。
しかし、竹中氏本人が語ったところによると、強力なリーダーシップがあったからトップを任されたのではないということです。

この講座の対象者は、企業などの部門責任者や現場リーダーに加えて、これから責任者やリーダーを目指すビジネスパーソン。講義だけでなく、演習を交えて受講者も参加しながら、チームマネジメント術とIT活用を学びました。

そこで語られたポイントの一つが、
リーダーだからといって背伸びしないことだそうです。
背伸びせずみんなの協力を仰ぐというのはわかります。
しかし、専門的なスキルに長けた現場担当者に対応、対抗しようと専門的なスキルの習得といった行動を取るのは避けるべき、といわれると少し不安にはなります。
ただ、「リーダーはこうあるべきという理想像を追い続けていくと、自己矛盾に陥ってチームマネジメントが立ち行かなくなる」(中竹氏)といわれるとなるほどそうかなとは思います。

 むしろ、「チームの逆境にも通用する、自分なりの一貫したスタイルをリーダーは確立することが重要」と中竹氏は指摘する。そのスタイルを通して周囲を巻き込み、メンバーの力や知恵を借りて、チームで問題を解決していく。「従来のようなピラミッド型の組織では、リーダーが自ら策を出さなければ解決できないが、自分のスタイルを確立してメンバーの力を借りるようにすれば解決も容易だ」(中竹氏)という。

 講座の中で、中竹氏は「逆境になったときに自分らしさを見い出そうとしても難しい。普段から、自分らしさを反映したスタイルを見つけておくことが大切だ」とアドバイス。自分のスタイルを見つける上でのポイントや注意点も披露し、30人ほどの受講者も真剣にポイントや注意点についてメモを取っていた。