2012年5月14日にYahoo!リスティング広告の「インタレストマッチ」が機能拡充を行いました。
今回機能拡充と言っていますが、今までの「インタレストマッチ」のマッチングロジックから大幅な変更が行われており、今までの「インタレストマッチ」を「インタレストマッチ(2008年版)」と名称変更が行われました。
仮に今回から始まる新しいインタレストマッチを「新インタレストマッチ」と表現するならば、新インタレストマッチは、
1.新しいマッチングロジックの導入
2.広告掲載方式の追加
が行われました。
1.新しいマッチングロジックの導入についてですが、従来のインタレストマッチは、ユーザーの興味関心と登録キーワードが適合した場合に広告を配信していましたが、この形式だと、必ずしもユーザーに対してぴったりな広告が出るとは限らないという事象が生じていました。
例として、今までのインタレストマッチは、ゴルフクラブ販売会社が「ゴルフ」とキーワードを設定した場合、ゴルフに興味関心があるユーザー、具体的に言うと、Yahoo!スポーツのゴルフの記事見ているユーザーに対して、設定している広告文が表示されるような形となっていました。
この例だとわかりやすいのですが、実際には、ゴルフクラブ販売会社としては、ゴルフクラブに興味のあるユーザーに対して広告を出したいと考えてますので、「ゴルフ」という直接的なキーワードだけでなく、ゴルフクラブに興味のあるユーザーの属性に合わせて、そのユーザーが興味のありそうなキーワードを設定していきます。
例えば、ゴルフクラブに興味があるということなので、“男性”、“ある程度裕福な資産を持つ人”であると考えると、「為替」や「株」と言ったものにも興味を持っているのではないかと推測が立ちます。そのすることで「為替」や「株」のニュースを見ているユーザーに対してもゴルフクラブの広告が表示されることになります。
ただし、「為替」や「株」のニュースを見ている人全てが、「ゴルフクラブ」に興味があるかというとそうではありません。興味がない人に対しても広告文が表示されてしまうという、興味関心と広告のミスマッチが起きていたのです。
「新インタレストマッチ」では、このミスマッチをなくすために、インターネットユーザーの興味関心と広告(タイトル、説明文、ウェブサイト)とを、直接マッチングさせた適合性の高い広告を配信するために、マッチングロジックの変更が行われました。
新しいマッチングロジックの詳細については、「最新!「インタレストマッチ【PPC広告】」変更情報と注意点その2(2012年5月変更)」でご説明します。